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神戸リカバリー法律事務所



コラム
                                            

   「少年院・刑務所からの再出発 "一発アウト″の社会に挑む」
   
 昨年、NHKの「逆転人生」という番組で、非行歴や犯罪歴がある人たちに向けた求人誌「CHANNCE!!」を創刊した編集者三宅昌子さんの特集がありました。
 日本では受刑者の3人にひとりが、5年以内にまた刑務所へ逆戻りしてしまいます。
 日本では刑法犯の犯罪件数は20年近く減り続けているのですが、再犯者率は年々上がっており、刑務所などに入っている人のうち、実に48%が再犯です。
 どうしてそうなってしまうのか。意思が弱いから、本気でやり直す覚悟がないから、確かにそういう側面はあるかもしれませんが、現在の日本では
社会への復帰を拒む高い壁があり、人生をやり直すのは厳しいのが現実なのです。
 出所してもほとんどお金を持っておらず、住む場所さえ見つからない、住所がなければ仕事は探せません、お金がないと携帯電話も契約できないので仮にやる気があったとしても職探しは非常に困難で再び犯罪に手を染めるということになってしまうのです。
「どうしてあんな悪い奴らの弁護ができるんだ。」「自業自得だ。そんなどうしようないやつのことなんか放っておけばいいじゃないか。」弁護士に対して常に寄せられる御批判です。僕も弁護士になる前はそれに近い事を考えていました。でも、拙い弁護士経験を通じて感じることは、「どうしようもない奴はいない。」ということです。
 今般、僕も病気を患い、10年近くかけて取得した資格を失いかけましたが、その分、再チャレンジの重要性をより深く感じるようになりました(僕の失敗は"一発"どころではないのですが)。
 「罪を償った人がやり直せる優しい社会になってほしい!」
 三宅さんの熱い思いが"人生の再チャレンジを許さない"日本社会を揺さぶっていきます。
 私たち弁護士もその思いに共感し、微力ながら応援するとともに、お世話になりたいと考えているところです。
             

          

  

  


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