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神戸リカバリー法律事務所



コラム
                                            

           「星に至らむのぞみもて

 作詞富田砕花、作曲信時潔による、僕の母校兵庫県立長田高校の校歌3番の歌詞は以下のとおりである。 

 あおぐ神撫の峯高き 頂きをさす道の崎嶇

     星に至らむのぞみもて 掲げつとむる学灯の

     光が照らすあこがれの 夢多き身のわれらかな

 ここにいう神撫とは、神撫山(かんなでやま)を意味し、神戸市中西部に住む方なら誰もが知っているであろう我らが親しみの山、高取山(たかとりさん)の古名である。

道の崎嶇(きく)はずっと「道の菊」だと思っていたが、山道の険しいさま転じて、世渡りの厳しく困難なさまを指す。

 すなわちこの歌は、人生における世渡りの厳しく困難なさまを、山頂につづく道の険しさに例えつつ、その頂のはるか天空に輝く星に至らんとするのぞみもてと詠う励ましの歌だったのだ。

 この歌は、地域で「勉強ができる子」が集まるとされる長田高校において、成績は常に下降線をたどり、無気力な高校生活を送っていた僕に、差し込んだ一条の光であった。

 岩手県盛岡市出身、兵庫県芦屋市に在住した富田砕花(花を砕くと自ら名乗るところがしぶい)の長田高校校歌3番は、校歌という枠組みをはるかに超えた名曲と言っていいだろう。

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